2005年10月12日

一泊¥3,150の憂鬱な睡眠

 連休中は風呂なし、トイレ付き。シングルベッドのお部屋に3泊しました。お部屋の料金は一泊につき¥3,150。旅館ではありません。病院なんです。3泊4日、入院していました。



 ……病気だったのはわたしじゃないんですけど。子どもがぜんそくで調子崩しました。



 下の子の調子がどうも悪いなーとは思ったのですが、どうしても土曜日の午前中に医者に行くことができず、結局夕方になってしまいました。呼吸するたびにぜーぜー、ひゅーひゅーする音が。時間外受付から急患扱いで受診して吸入してもらったのですが、どうもよくならない。しばらく時間を置いてからまた吸入して、「まあ、ぎりぎりいいでしょう。でもまた悪いと思ったらすぐに来ること。ほっといてよくなることなんてなんだから」と釘を刺されて帰ったのです。しかし、しばらくするとまたぜーぜーしだして。やっぱり不安なのでもう一度病院へ。

「点滴をします。このまま部屋を用意しますから入院してください。お子さんなので一人ってわけにはいきませんよね。常に誰か付き添うようにしてください」

 そんなわけで、着の身着のまま状態で入院することになりました。子どもはいったん帰ったときにパジャマに着替えていたからまだいいようなものの、わたしはジーンズのまま泊まることに。子どもだから大部屋に入れることなんてもちろん無理。そういうわけでわたしと子どもで一泊¥3,150の個室に入ることになりました。
 「おうち、かえるー」と泣き叫ぶ子ども。点滴が外れないようになだめて寝かせるも、2〜3時間おきに「おうちでねるー、ここちがうー」と叫んで泣いて起きました。狭いベットに添い寝。まくらは子どもにとられちゃったし、ベットは固いし。寝たような寝てないようなまま夜が明けました。
 なんとこの寝不足明けの日曜日は運動会。雨で土曜の予定が変更になったのです。付き添いを交代してもらって、ジャージに着替えていざ、運動会に! 今年の運動会のテーマは『11ぴきのねこ』(馬場のぼる作 こぐま社) 園児が11ひきのねこに扮装して、耳つきの帽子をかぶり、しっぽをつけて物語の世界を運動会で再現します。面白いでしょ? 

オンライン書店ビーケーワン:11ぴきのねこ

『11ぴきのねこ』 馬場 のぼる作 こぐま社

 と、綱引きやら踊れないダンスに参加して疲れたところ、今日もやっぱり病院にお泊り。夕方テレビをつけたら『ちびまる子ちゃん』がやっていて、ちょうど運動会の日に弟が熱を出した永沢くんの話でした。うちのことみたい。お風呂も結局入れません。9時過ぎに点滴の針が抜けてしまい、慌てて先生を呼びました。再度点滴のために注射。痛いんでしょうね、これ。泣き叫んで汗だくになって抵抗しました。なんとか点滴が再開でき、疲れきって二人で狭いベットでぐっすり……と行きたかったのですが、真夜中に突然ピーッ!と点滴の機械が鳴り出して飛び起きました。点滴の液が切れたらしい……2時半くらいのことです。まったく! それからしばらく寝付けませんでした。

 病室にずっといるとなんだか違う世界に来たような感じがしました。一日の大半を同じ部屋で過ごし、窓からぼんやりと景色を眺め、ときどきテレビをつけてみるくらいの一日。プラスティックの食器に入った規則正しい時間にとる食事。変化は殆どなくベットで過ごしていると、一日をやり過ごすためだけに生きているような気までしてきました。外に見えるもの、出来事、感じることなどにあまり変化がないというのは妙な感じです。同じ場所で規則正しく同じことをし続けるているって変な気分です。このままここにずっといると(それははないんだけど)どうなっちゃうんだろう?なんて思ったりして。昨日と今日と明日の区別も無くなってしまいそうな気がしました。とっても長い時間に感じました。

 月曜日にわたしが子どもを抱き上げたら思いがけず点滴針が抜けてしまって(わたしが悪いんです。毎日針抜いて迷惑な患者親子ですよね、本当に)、その結果点滴をやめて薬にしましょう、ということになりました。おかげで(?)翌日退院できたんですが、本当にぐったり疲れました。久しぶりに家で食べるごはんはおいしかったです。そして、家で眠れるというのは本当にいいものです。ほっとしました。
posted by kmy at 11:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お子さん、喘息なのですか。お可哀想に。大変だったのですね。

私も喘息持ちで、やはり三連休は病院で点滴でした。夫が出張中で、子どもたちを家に置いていったので、点滴中、気が気でありませんでした。

秋は喘息が起きやすいようですよね。暑くなったり寒くなったりが続きますが、どうぞお大事にしてください。

11匹のねこシリーズ、私も大好きです。でも、この作品は知りませんでした。早速、図書館で借りてみます。
Posted by ビアンカ at 2005年10月12日 11:46
ビアンカさんも同じようにぜんそくで点滴なんて、大変でしたね。点滴は時間がかかるし、じっとしていなくてはいけないし、なかなか気持ちが暗くなってしまいがちでした。寒い日は本当に気がかりです。ビアンカさんもお大事にしてくださいね。

『11ぴきのねこ』を元にした運動会、楽しかったですよ♪ 弟がぜんそくにならなければもっとよかったけれども、絵本の世界に入り込んだような運動会になりました。シリーズ第一作目はやっぱり面白いと思います。
Posted by kmy at 2005年10月12日 17:21
お子さんの入院大変でしたね。
子どもの病気は変わってあげることもできず、とても気持ちが沈むものだと思います。

我が家でも長男(息子もいます)が去年、一昨年と入院し、とても辛かったのを覚えています。(付き添いはできず、おいて帰るのが辛かったです)
病院は長くいるところではないとつくづく思います。
退院できてよかったですね。

「11ぴきのねこ」は我が家の子供達もミュージカル仕立ての劇を体験しています。しっぽや耳を手作りしたのが懐かしいです。
Posted by 二尋 at 2005年10月12日 20:25
二尋さん、コメントありがとうございます。
付き添いも大変だけれども、子どもだけ残して、というのも逆に気がかりですね。
今日、再診して大丈夫と言われたのでほっと一安心です。
しっぽや耳を手作り! わたしお裁縫が本当に苦手で、先生方が居残って作ってくれてよかったです。各自でお願いしますといわれたら、うちの子のはきっと運動会最中に耳が取れていたに違いない!と思います。(そんな我が家ではボタン付けはだんなの仕事です)
Posted by kmy at 2005年10月13日 15:36
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