2005年09月21日

『月夜のオーケストラ』

4097272128月夜のオーケストラ
Jens Rassmus 斉藤 洋
小学館 1999-12

by G-Tools



 最近図書館で目について気に入った絵本です。空が海のように変わり、そこを横切って月に向かうアンナと仲間たちが印象的な表紙です。
 この絵本の重厚な青い色に惹かれますが、面白いのは内容に応じて本をひっくり返すこと。
 アンナが逆立ちしたら、天井にすとん、と落ちてしまいます。そして、本もさかさまに。両親はアンナが天井に落ちたことに気がつきません。アンナは一変して不思議な空間へ誘われていくのです。仲間とともにボートに乗り、海ならぬ「空」をボートで漕ぎながら進んで月に向かうのです。
 いつもの見慣れた我が家が変化し、空をボートで進むというのが何といっても楽しい場面です。空を飛んでみたい、そんな空想は子どものころに(今でも?)何度もしていましたが、こうして飛ぶのではなく、月に向かってボートで漕いでいくというのが日常から非日常へ入っていくいい道順を示していると思います。本を回転させるというのも読者が物語に入っていくいい効果を出しています。すんなり本をさかさまにできるように、線画のイラストと文字の配置もいい感じ♪ そしてタイトルの通り、不思議な仲間たちは皆楽器を演奏します。この仲間たちの名前も凝っていて、アルヴィン・ジルバートトロムペーテ(=銀のトランペット)ヘリバート・フート(=ぼうし。彼はぼうしをかぶっている)ティム・トゥーバ(=チューバ)と特徴が名前になっているようなのですが、ピアノを弾くココ夫人のココはなんでしょう?調べてみていますが、きっと何か意味があるんでしょうね。
 お月見にいいシーズンに音楽が聞こえてきそうな絵本です♪ 
posted by kmy at 11:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 斉藤洋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
今朝は、雨降り木曜日だなぁと思って
たずねてみました。
わりと雨降りの木曜は多い気がします。

記事とは関係ないコメントですいませんっ。
Posted by canaco at 2005年09月22日 08:53
canacoさん、木曜日の雨で思い出してくださってありがとうございます。
こちらも細い雨が降りました。
canacoさんを思い出しながら、友人にもらった1kgのカスタードクリームを消費すべく、今日はカスタード食パンを作ってみました。やっぱりちょっとクリームの部分に空洞ができました。
Posted by kmy at 2005年09月22日 14:54
こんばんは。
こちらも今日は雨降りなので、訪問せねばと思いました(笑)。
この本も面白いですよね。
わたしはお茶碗洗いながらも何か別のことを考えているようで、今日もこの絵本のように天と地がひっくり返ったら・・・などと空想してたら、子どもに「おかあさん、聞いてる?」と怒られちゃいました。
いくつになっても一緒に絵本を読むのをいやがらなくって、ありがたい子どもたちです。
Posted by ヤヤー at 2005年09月22日 20:13
ヤヤーさん、雨降りで思い出してくださってありがとうございます! 雨女なので雨降りの日は好きです。本を読むのにもちょうどよいことですし。
こちらの本を読んでいたら、高い高層マンションとか、ホテルの窓から空を眺めて見たくなりました。あいにくの狭い我が家からだとあまり夢がみれないんですけど。子どもたちと読むのは楽しいですよね。同じ本を気に入ってくれると、本当に嬉しくなります。
Posted by kmy at 2005年09月23日 16:47
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