2007年07月11日

『まいごのペンギン』

4863324774まいごのペンギン (にいるぶっくす)
三辺 律子
ヴィレッジブックス 2005-12

by G-Tools



 ペンギンの無表情さがかなりかわいい。ある日突然ドアを開けるとペンギンがいて、なんだかさみしそうなのでどうにかしてあげたいと思う男の子。男の子の足がほとんど「棒」なのもなんだかいい感じ。

 ペンギンがまいごなのかも! 家に帰してやろう。ペンギンの家は? 南極! じゃあ、とボートをこいで南極へ向かう二人なのです。ボートを押す後姿、「ようこそなんきょくへ」の立て札。やわらかいタッチの絵が惹かれます。ペンギンがしゃべらないというところがまたいい感じ。無言で何かを伝えたがっている。でもって、結局のところ、ペンギンは南極に行きたかったわけじゃないみたいなのだけど、どこから来たのかは謎です。ドアを開けたらペンギンが、そういう状況もいいなあ。ペンギンっていいなあ。ペンギンだからちょっと奇妙でおかしくて、それでもってかわいいところが気に入った絵本でした。


posted by kmy at 20:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本、かわいらしいですよね。
にいるぶっくすの絵本はわりとほのぼのしたものが多いと思います。
『きみはおおきくてぼくはちいさい』とか、とても考えさせられる本もあるし、つくりも凝ってるんですよね。

誰かのために一生懸命なにかをしてあげても、それが相手の望んでることではなかったら?
相手が自分に一生懸命なにかをしてくれてると、それがちょっとずれてることでも、その気持ちがうれしかったりする。
そんなことを考えました。
Posted by ヤヤー at 2007年07月22日 17:35
ヤヤーさん
「海の日」特集で図書館に並んでいて、気に入りました。続編もあるようで、探してみたいと思います。
この出版社は初めてしったのですが、ヤヤーさんのコメントどおり、面白い・気になる絵本がいろいろでているんですね。

相手に何かしてあげる大事、あるなあって思います。ついつい相手に「要求」ばかりしたくなりますけど、相手を想うこと、大事だなと。ペンギンは無言だけど、相手を想う男の子のように自分も、と思います。難しいことではありますが。
Posted by kmy at 2007年07月23日 13:31
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