2007年06月24日

共通のようで非共通

 今日、図書館に行ったら友人家族に会いました。みんなで本を借りに来ていたそうです。どんな本を借りてるの?と見せてもらったら、子育ての本、料理のレシピ、それにファンタジーノベル大賞を取った長編小説(『クロニカ』未読)などなど。特別読みたい感を抱かず。本の趣味というのはなかなか合わないものだ、とつくづく思ったりしました。「ハリー・ポッター」も読んでいるそうですが、たぶん、わたしがマニアの方に入るので突っ込んだ話はやめておきました。ここのこの部分が気になるというような微細な点についての意見を求めるのは、やはりマニア相手でないと、なかなか話が合いません。

 ひとくちの「読書が趣味」と言っても、同じような傾向の本好きさんに出会うのは難しいものです。先日、別の友人の家に行ったときにもどんな本読んでる?という話になったので、最近はロシアとか、SFが好きだというようなわたし(翻訳小説ってあまり読まないんだよね、と彼女)と、宮尾登美子とか西原理恵子が好きという彼女(どちらも読んだことない、というわたし)。あれこれと話して見つけた共通点は内田百間(門に月が正式)した。でも、百間本の中でもちょっとずれていた……。同じような本を好む人だと、読んでいない本であっても次に読みたいな、とかそういう気持ちになるものですが、傾向が違うと、それは別にいいかな、という感じで今ひとつ盛り上がりません。

 本は買って読むか、借りて読むか、というところでも結構意見が分かれるものです。買うなら新刊という人、古本ばかり買う人、安くなってから古本で買う人、絶版だからつい買っておこうと思っちゃう人(わたしです)、借りるから買わない、という人……その本に対する想いもいろいろです。
 これから読みたい本リストになりそうなブログを見つけたりすると、そのタイトルなどを見入ってしまって、実際読んでいる時間より長いことブログを眺めたり、Amazonのリストを眺めて時間を使ってしまう……読んでから次の本を検索しておこうと思いつつ、なかなかできません。タイトルとかちょっとした概要とかでいいなあって思っている時間は意外と楽しいです。
 2週間で読みきれない分量の本を借りてきているのだけは、確実です……。見つけたときが読み時、のはずだけど、追いつかなくて離れてしまう本、多数です。

 
posted by kmy at 19:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもいつも恐ろしいほどの冊数をはべらせているのはわたしもです(笑)。
何でしょう。次に読むものがないと不安。
というか、ただたくさん所有しているという雰囲気に浸りたいのかも。

周りには本の趣味が合う合わないよりも、そもそも本を読まないひとが多いので、いきおい本の話などはしなくなります。
同じ本を読んでも、どこかで聞きかじって来たような感想だけを言われるとちょっとがっかりするし(贅沢?わがまま?)、絵本の読み聞かせをしているおかあさんがたとも話が合いません。絵本しか読まないひととはちょっと…。
と、ここまで書いてて気がつきました。
ステレオタイプの感想しか持たないで満足しているひと(深い意味まで考えない)、系統立った読み方をしていないひと(関連本を挙げても知らない)、とにかく子どもを本好きにしなきゃ!といきり立ってるひと…苦手です(汗

まあ、わたしも読書に関してはマニアだしわがままだってことです。
ときどき読書系のSNSなんて覗くと、一様に同じ本には同じ感想が並べ立てられていて、がっかりするのです。なんでこれだけ多読の人々が集っていて、違う感想を述べるひとがいないのかというのは不思議…あ、そうか。
違うことを求めていないひとたちが集う場所なのかも。
こんなこと書くと、非難浴びそうだな〜。

kmyさんの考察はいつもわたしとは違う視点からのことが多いので、読み方の参考になります。
ご紹介の本にある日突然図書館で出会ったりすると、やっぱり読む運命だったんだ、なんて思いますよ。
Posted by ヤヤー at 2007年06月24日 20:57
本は、買って読むか、借りて読むか・・・
いろんなところで本を知ったところで、その本に出会うというのは、難しいな と思うことがあります。
読もうと思ってメモしておいて、図書館に行ったり、本屋さんに行ったりしても、お目当ての本に出会える事が少ないわたしです。
そして、買った後、どうするか。
手元においておきたい本もあるけど、それがもし何らかの方法で読んでしまっていたら、わざわざ買うのも・・・とけちなことを思って、また 読みたくなった時に、また借りることになったり・・・
今、大量に本を並べられるスペースが欲しいと 切に願うわたしです。
そして、買って読むのが 理想的ですね。
何度も繰り返し 読み返せる時間も欲しいなぁ・・
Posted by noel at 2007年06月25日 00:23
ヤヤーさん
本はいつでも「未読」のものを用意しておかないと、どことなく落ち着きませんね〜。
子どもには読ませて、自分は読まないという人も多いですよね。園児がいると絵本の話になったりしますが、その絵本もいわゆる「いい絵本」というものばかりだとちょっと……と思います。絵本でも何でも読者に媚びていないものの方が面白いですよね。
関連付けていくのも楽しいのですが、その取っ掛かりになりそうなところで趣味が合わないと、平行線で終わります。
読ませる感想は難しいですが、考えるというのは尾楽しいことでもあり、読めればよしでは読んだということに対してもったいない気がします。
ヤヤーさんのリストはいつも参考にしております。あ、先に読まれてる、というものばかりです。

noelさん
買って読むとたいてい失敗するタイプです。
なので、図書館にあるなら、一度借りてみようと思います。買った本はなかなか読まなかったりしますし(大汗)なぜなのでしょう? 所有してしまったらそれで安心感が生まれるのかも!?
本というのは嵩張りますよね。大量においておける場所、わたしもほしいです。繰り返して読む本というのは限られていますが、ときどきちらっと見たくなる本もあったりして、そんなときにはやっぱり「買っておけばよかった」と思うものです。
Amazonで「あと1点、お早めに」と書いてあると買ってしまいそうになります。で、読んでいない〜。読まなきゃ、読まなきゃ。
読んでいない読みたい本がたくさんあるのは幸せなのかもしれません。
Posted by kmy at 2007年06月25日 13:34
ヤヤーさんも書いていらっしゃるけど
本の趣味どころか
私も本読む友達をさがすのが大変でした・・。
まわりには実用的な趣味を持つ主婦仲間が多くて
そんななか 裁縫もできない私が「趣味は読書」
と言うのは相当勇気のいることでしたよ。
何年か前まで 本読むことに罪悪感を感じてたほど。
本が好きだということに 
意味がほしかったんだよねー自分自身。
そんな私に 目から鱗だったのが
翻訳家の清水真沙子さんの講演会での言葉。
「私たちは 自分自身の物語を探しているのです。
書く人も 読む人も自分自身の物語がほしいのです。」

今は本好きな自分が好きです。
これからも読むぞー。

Posted by めぐりん at 2007年06月26日 20:29
本の趣味が合う人、確かにいませんねえ。
一緒に映画なんかを見にいったりして
話も合うから、気に入った本を貸したりすると、
相手はそうでもなかったり・・・。
えー、こんなに面白いのにどうしてわかんないの?って感じです。
贈り物に本を選んではいけない、とよく聞きますが、なるほど、と思います。

私は今仕事柄子供の本を読むことが多いのですが、それまで児童書とかヤングアダルト系は読んだことがなかったので、最初はかなり抵抗がありました。独特な匂いというか言い回しがあるんですよね。でも、今はすっかり慣れて、お気に入りの作家もできました。
以前は、日本の作家はどうも苦手で、ラテンアメリカ文学とか、柴田元幸さんが訳す英米文学とか、日本の作家でも同じ作家のものばかり。それ以外は面倒で手にとらなかった、というかなり偏った読み方をしていたので、この仕事をして読書の範囲が広がった感じがします。
主婦は本を読む人が少ない、と私も思っていたのですが、以前保護者向けに「心に残る一冊を教えてください」というアンケートをしたところ、けっこう皆さん読書にはこだわりがあるようで、へえっ、と驚きました。読んではいても、本の話をすることに抵抗があるのかもしれませんね。
本の趣味が同じで、同じように感じられる友人というのは、結構憧れます。
Posted by Helenaヘレナ at 2007年06月27日 09:08
めぐりんさん
本を読む友人を探すというのは結構難しいですよね。子どものころから本は好きで、学校の隣が図書館だったので毎日通って図書館の方と仲良くなりましたが、共通の本を楽しむ友人というのは意外といませんでした。読書って孤独な作業ですしね。
わたしも裁縫が苦手ですし、子育てサークルみたいのでは、意外とそういうマニアックな話はでませんよね〜。パソコン買って、メーリングリストなんかに入ったり、ハリー・ポッターのサイトを作ったりしていると、深く狭い話題で盛り上がったりして楽しめます。その関係がうまく続くときと、その場限りのときもありますが……。
めぐりんさんは講演会とか含めて、読書を巡る勉強をされていますよね。見習いたい!
「自分の物語を求めている」というのは素敵な言葉です。読んでいて、自分とは全然シチュエーションが違うのに、どこか自分に共通するものを感じる物語があるというのは面白いことです。
わたしも読むぞ〜♪


ヘレナさん
「贈り物に本を選んではいけない」自分が面白いから、この感覚を相手にも、と思って贈るのですが、果たして成功しているかどうか微妙な本を贈ってしまったことがあると思います。気に入らなかったら相手で処分してもいいか、という気持ちはありますが。自分も読んだことがないのに、書評を見て2冊注文し、中身を見ずに相手に贈ったことがありますが、自分よりも相手が気に入ってくれてうれしかったこともありますが、本を贈るは賭けかも。

児童書を読むというのも、最初は結構懐かしんで読んでいました。未読の最近の作品なんかを読みはじめてみたら、なかなか面白くて、児童書でもこういうのがあるんだ、と驚いたり。そこからまた大人向けの小説の似た傾向のものに行って、と読み続けていくと広がります。
20代のころは本屋さんは好きでしたが、なかなか読書よりも違うことばかりしていて、本は読んでいませんでした。子どもが生まれて近くの図書館に行ってみたのですが、自分が何を読みたいのか、どういう本を面白いと思うのかがわからなくなっていました。本も読み続けていないと、勘が鈍るものだと思いました。絵本、児童書、Y.Aと読んでいくうちに最近になってやっと大人向けの小説をじっくり読むのもいいな、と思います。また、最初からやり直していたように感じました。
ラテンアメリカは読んだことないので、今後ぜひ、と思っています。
Posted by kmy at 2007年06月27日 09:42
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