2005年05月27日

ひとめぼれしました!(『ゆうびんやさんのホネホネさん』)

4834019454ゆうびんやさんのホネホネさん (こどものとも傑作集)
にしむら あつこ
福音館書店 2003-04

by G-Tools



 ホネホネさん、表紙を見た瞬間「何?この人って……」絶句しました。(ネタばれです) お話はいたってシンプル。ホネホネさんが町のみんなに手紙をくばる様子と、その手紙を読むのが楽しい絵本。ホネホネさんスタイルとも言うべきセンスが素敵。どくろ形のサドル、クモの巣柄の車輪がおしゃれな愛用の自転車。ガイコツなのに、しっかり木登りは得意、泳ぎも得意(でも、手紙はぬれないの?)ああ、もうホネホネさんが気になる、この人って何者? だから、ゆうびんやさんだって。いえ、仕事のことじゃなくて、私生活が気になるんですと思ったら、既にホネホネさんには彼女がいたのです。ちょっとショック。でもお似合い。
 そう、この本で一番気になるのは「ゆうびんやさんとしての」ホネホネさんではなく、ホネホネさんとホネコさんの恋の行方なのです。ホネホネさんのオフィス、結構現代的というか、ちゃんと電話もあるんですよ。でも、配達で留守にしがち、なかなかスケジュールの会わない彼のことを気遣って、電話ではなくホネコさんは手紙でデートのお誘いを送ります。ホネホネさんはコーヒー(ひょっとしたら紅茶かもしれませんが、コーヒー党のわたしとしてはコーヒーを飲んでいるものと希望。でも微妙にカップが紅茶用のような気が)を飲みながら町のみんなからの手紙をよみ、そして最後にホネコさんからの手紙を読むんです。ホネコさんからのアプローチ、ホネホネさんも嬉しそう。お返事は何て書いたのかしら……みんなの手紙は読めるのに、ホネホネさんからホネコさんに出した手紙ってないのが気になります。返事は電話で? いえ、ゆうびんやさんだけに手紙を書くはず!そして、自ら届けに行くはず。
 さて、デート当日、自転車の乗り方を教わる、なんて言っておきながら結構おしゃれしてきているホネコさん。どくろ柄のワンピース、似合ってるよ、と言ったとか言わないとか。ホネホネさんの教え方もよかったのでしょう、めでたくホネコさんも自転車に乗れるように。次回はサイクリングデート? 

この物語には続きがあります。『ゆうびんやさんのホネホネさん』(1998年7月)に続き、『ゆきのひのホネホネさん』(2000年12月)『はるかぜのホネホネさん』(2002年6月)『あきいろのホネホネさん』(2004年11月)こどものともの年中向きとして出ているのです。ハードカバーで出る日を楽しみにしていますが、『ゆうびんやさんのホネホネさん』のハードカバー化が2003年だということは子どものともから5年後。今年あたり『ゆきのひのホネホネさん』出るといいのですけど、果たして揃うのでしょうか。

ホネホネさんが紹介されているページとブログ
山のふもとの絵本小屋 の ホネホネさんの絵本で紹介されています。
絵本とそれから…… の 絵本を知る『にしむらあつこさん関連のウェブサイト』
soranituki の「ゆうびんやさんのホネホネさん」


posted by kmy at 21:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんにちは、「絵本と、それから……」のmizu-kです。コメントとトラックバック、ありがとうございます。またレスポンスが遅くなってしまい、すいません。

 ホネホネさんとホネコさんの恋の行方、絵本のなかではさりげない描写ですが、たしかに一番、気になります(^^;)。一緒に自転車の練習をするところは、なんだか微笑ましくて、まぶしくて(?)、いいんですよね。

 ホネホネさんシリーズは、うちでの「子どものとも」のペーパーバックで2冊持っていて、しばらく前に最後(?)の「あきいろのホネホネさん」を図書館で読みました。非常に個性的な色合いと楽しいストーリー、ぜひ全巻ハードカバー化してほしいなと私も思います。
Posted by mizu-k at 2005年05月31日 00:33
mizu-kさん、コメントありがとうございます。
季節にあわせた四部構成、最初から考えられていたのかな、などと考えてしまいます。
ホネホネさんとホネコさんのデートが一番の見所で、裏表紙だから文章はありませんが、性格とか二人の仲とかが伝わってきて、そういう「絵本ならではの面白さ」を感じる絵本です。
ペーパーバック版は借りてきて読みましたが、せっかくなので手元においておきたいと思います。ハードカバー化、実現すると信じて待っています。

Posted by kmy at 2005年05月31日 09:43
こんばんは!
メールを頂きましたのに、大層お返事が遅れてしまいまして申し訳ありません。

私も、にしむらあつこさんの絵本は大好きです。
ホネホネさんでやっぱり一目惚れしてしまいました。
『はるかぜ』と『ゆきのひ』は、あちこち探し回って、ようやく『絵本旅行社』のゆきなさんに入手して頂いたという、いわくつきの絵本です。
もう子供に聞かせる為というより、私が夢中になってしまって・・・。

私の良く行く絵本専門店の店主さんは、ホネホネさんシリーズはハードカバーになるだろうと言っていました。
ただ、規定があるらしく月刊誌が出てから3年(・・・ひょっとして2年だったかな?)経たないとハードカバーに出来ないんだとか。

でも、ホネホネさんの続刊はもう出ないんでしょうかねぇ…。
Posted by 小屋番 at 2005年05月31日 22:01
小屋番さん、コメントありがとうございます。
あちこち探してまで欲しいというお話、同感です!
ペーパーバックを買うことも検討したのですが、さすがに無理そうだったので、あきらめて2003年にちょうどハードカバーが出たのでそちらを購入し、ハードカバーを待つ日々。
ハードカバー化には規定があるなんて、知りませんでした。
確かに、すぐには出ませんよね。それでも「出るらしい」と聞くと嬉しくなります。
それまで、図書館で楽しむことにして。
続刊がでるなら、『ホネコさんの育児日記』なんかあればいいなぁ、などと想像をめぐらしてしまいます。



Posted by kmy at 2005年06月01日 10:22
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