2006年08月31日

悩ましき絶版本

「欲しい本があるんだけど、絶版だった」
「欲しい本っていつも絶版でしょ?」
 よくあるうちの会話。この本いいなあ、読みたいなあ、と思って調べてみると「絶版」。図書館で借りてみようか、と思えば最寄の図書館の蔵書にはない。うーん、こういうときってますます欲しくなったりします。本屋さんで平積みになっている本って全然欲しいと思わないのに。絶版の文字ってなぜか購買欲をそそります。手に入らないとなると、欲しいものなのです。

 最近欲しくてたまらなくなった本はやっぱり絶版の本で、どこのオンライン書店でも「品切れ中」。「現在注文できません」の文字。しかし見つけました、ある書店サイトで「1〜2週間」の文字。ここだ、と思って一冊だけだと送料もかかるけどもこれだけ欲しいのでとりあえず会員登録して(←この一冊のために普段買ったことのないサイト。でも割と大手です)注文をクリック。自動返信メールが来て、これで買えるかも!と喜んでいたら、やっぱりそれほど甘くないですね。「現在在庫切れのためキャンセルさせて頂きました」のメールが。
 次の作戦を実行。たまに大手サイトで注文できませんとなっていても出版社に問い合わすと普通に置いてある場合があったりします。ということで、出版社にメール。丁寧な返答がありましたが、残念ながら出版から5年以上経っている本なので、返品の可能性も薄いので、もしそういう場合があれば連絡を頂けるとのこと。やっぱりないか〜。古書店サイト、アマゾンUsed、楽天フリマ、どこを検索しても在庫なし。
 最終手段に入ることに。こうなれば、やはり楽天フリマの探し物登録かな、と。以前にだめもとで絶版本を登録したら買えたのです。今回もここで、と思いましたが、難しいのが価格の設定。うーん、すぐに出てくるようならいいけども、気持ち定価より高めに設定。定価で買った人でも手放しやすい(?)ように、と。ついでなので、初めてアマゾンのマーケットプレイスの予約注文も同じ値段で入れてみました。たぶんないだろうな……と思ってはいるものの、一冊の本を求めていろいろ探し回る(といってもネット内だけど)のが結構楽しかったりします。
 もともと買えるとは思っていなかったので、最寄の図書館で別の図書館からの取り寄せ貸し出しを頼んでおきました。期限厳守、丁重な扱いを心がけるように、といういつもはついていない注意書きと共に無事借りることができたので、好きな部分だけ20枚くらいコピーをとっておきました。
 返却してから2、3週間後、アマゾンからメールが。購入のお知らせ――あの絶版本が買えた?! マーケットプレイスの予約注文は初めてだったので、あるところにはあるし、買えるんだーと驚きました。ここで購入すると、詳しい状態とかが今ひとつわかりにくいんですよね。状態「良」以上にしておいたのですが(あまりに美本を求めようとしても、逆に無理そうだったので)、「可」だと書いてなくても細かい破れや汚れのある本がきたことがあるので、本が来るまで気になって気になって……しかも連絡手段はメールだけですしね。
 さて、到着した本はコメントでは「初版できれいな本」とありました。確かに状態はよく、読者はがきまでありました。少しだけ気になったのは長年棚に入り、日光にさらされたあとがありありと浮かぶくらい背ヤケがありました。中身はとってもきれいですし、なんといってもここで買えなかったらいつになるわからない。ということと概ね満足です。
 購入できてみてからちょっと気になるのは本の値段のつけ方。マーケットプレイス予約注文の本の平均価格は「3000円」と表示されたのですが、そこまで高いとちょっと……と思い定価プラスαくらいにしておきましたが、妥当な値段のつけかたってどうなのだろう?と今更ながら調べてみると、出品する設定で予約注文が入っている場合、その平均が示されるそう。ためしに自分が買った本を見てみると――あ、まだ予約している人いるんだ、でも設定価格は平均でわたしがつけたのよりも安い。ということは、ここでどうしても欲しかったらこの平均より高くつけるのがポイントということがわかりました。今度はこれを見てから、と思っていますが、他のちょっと気になる絶版本に予約を入れている人はいませんでした。こういう場合は結局予約を入れる前に物凄く悩みそうなので、しばらくはやめておこうと思います。見つかった場合、自動的に購入することになるし(楽天フリマの方は断ることもできるようです)。欲しいけどなかなかない本に自分から価格を提示するのって、本当に難しいです。
 ちなみに、せっかく「買えないため」とったコピーは無駄になりました。メモ用紙にはなるかも(笑)


posted by kmy at 16:50| Comment(7) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
kmyさん、よかったですね、手に入って!
八方手を尽くしてやっと自分のものになるという、あの感動は何物にも代え難いですよね(大げさ?)。

わたしもアマゾンの予約では市価四千円の絶版書が千円で購入出来たことがあります。これには涙が出るほど嬉しかったですね。
二度ほど「あった!」と喜んだことがありますが、これって自動的に購入となってしまって、その本の状態を確認出来ないのはなんだかなあ、といつも思います。
買いたい値段がその本に見合っていれば納得するのですけど・・・(笑)。難しいものですね、ほんとに。

もうそちらも二学期に入られましたか。
夏はたいへんだったようですから、皆さん元気だといいなぁと思っています。
Posted by ヤヤー at 2006年08月31日 21:11
kmyさん、こんにちは。
kmyさんらしい買い物の一騒動、楽しく拝見しました。
いつものペースに戻られたのでしょうか。
余裕が出てこられたようで、嬉しいです。

私自身が絶版本を購入したいと思ったことはないのですが、
欲しい本に注ぐ情熱は、わかる気がします。
そういえば、私の家族も一度、絶版本を楽天のフリマで購入したことがありました。
オークションでは一万円だったのが、千円で、しかも背ヤケもない新品の品だったことに大変感動しておりました。
状態の良さは全く期待していなかっただけに、喜びも大きかったようです。
運だと思いました。

それにしても、そこまでkmyさんを駆り立てた本は、何というタイトルなのか気になります(伺っても知らないと思いますが)
Posted by 二尋 at 2006年09月01日 20:36
ヤヤーさんはきっと絶版本の倉庫をお持ちではないかと(笑) 絶版というだけで欲しくなるような気もします。子どものころ好きだった本を捜し求めたり、もう絶版になるらしいと聞くと買ってしまったり(例えばダール)。弱いです。
定価4000円が1000円は羨ましいですね。絶版で美本で安いと本当に「やった!」と思います。

こちらは二学期が始まるのが早くて、既に10日近くたっています。他県から来た友人がどうしてこんなに休みが少ないの?と気にしているので、「寒中休みとかあるからじゃない?」と一緒に調べましたが、他県に比べて休日が少ないことがわかりました。子どものころに知らなくてよかった〜。親としては結構短いほうが楽です。

二尋さん、日常生活に戻りつつあります。なんとか過ごしています。「いつもの毎日」の大切さってときおり感じます。(二尋さんのブログのお仕事関連のお話でもあれこれ考えてしまいますが)

わたしも楽天フリマはよく利用しています。いいですね、安くいい本が買えたときって本当に嬉しいですよね。
以前セットで集めていたものが結局あと一冊というところで全巻セットが出て、落札してしまいました。11冊が重なってしまって、今も困っていたりしますが、なかなか絶版と言われると気になって気になって、読むことよりも集めることが目的になってしまいます。今回購入した本はまた紹介しますね。
Posted by kmy at 2006年09月01日 21:04
kmyさんの素敵なマグル界のお話を
またゆっくり聞けてよかったです♪
もう9月に入り、これから涼しくなっていきそうですね。体調崩されないよう無理せず過ごしてくださいね。

お話、とても楽しかったですよ〜。
本当に買えて何よりです!おめでとうございます☆
そこまでして欲しくなる気持ちも分かるし…「絶版」って聞いた途端貴重なものに思えてきたりもしますよね。
本って、一度図書館で読んでいたりすると、
「またいつでも読めるしいつでも買える」って意識になっていたりして。。私も、大事な本は
すぐ手元に置く癖をつけないと!と
思っています(>_<)。

私がそういう時頼っちゃうのは、
やっぱりオークションでしょうか。いつの間にかリチャード・バックの
『イリュージョン』が絶版に
なったいたことを知り、えーっ!!?って感じで
焦って、さっそくオークション。
ほぼ定価で美品を
買えて安心したりして(笑)。
もちろんものによってはかなり値段が跳ね上がるものですが…。
まあ、そんな風にバタバタする前に買っておく!のが何よりですけど、ね(笑)

無事買えた貴重な本のお話、私も
楽しみにしていますね♪(*^-^*)
Posted by みずき at 2006年09月02日 11:19
みずきさん、こんばんは♪
マグル界の素敵な(?)お話といっていただけて嬉しいですが、絶版には弱いです。しかも安かったときってついつい買ってしまったりします。今買わなくては!と焦ってしまって。
また図書館で借りれば、とは思いますが、一度読んで終わる本ともう一度読みたい本とありますよね。もう一度読みたいと思う本って欲しくなります。家にあったからと言ってしょっちゅう読むわけではないのに。
引越しのたびに結構売ったり処分したりしては「やっぱりあの本は置いておくんだった」と後悔したことも何度もあります。
オークションも難しいときってあります。誰も買わないから大丈夫だろうと思って入札入れた本が、締め切り5分前に別の人が入札して落とされていたときはショックでした〜。その人は本当にあれが欲しかったのかと思うとそういうマニアックな人がいるのは嬉しいことでもありますが(笑)
買った本の感想などなどはまた載せますね。
Posted by kmy at 2006年09月02日 20:52
こんにちは。なかなかタメになるお話でした。無事に狙っていた本をゲットできて良かったですね!

生まれてこのかたずっと図書館が身近にあるせいか、本に関しては所有欲があんまりない私です。とは言えやはり思い入れのある本や特定著者の新刊を見かければ買ってしまうので書店にはできるだけ近づかないようにしています(^^;)
さらに私の場合、買ってしまうといつでも読めると安心してしまいそのまま積ん読になる確率が高い…。返さなきゃいけないと思うと必死で読むのですが。

面白いのは、子どもって、図書館で借りてきた本より飽きるほど読んでいる「うちの絵本」を読んで貰いたがるんですよね。我が家にあるのが私が独断と偏見で厳選した個性派絵本ばっかり、というせいもあるのかも知れませんが(笑)

それにしても、ここ読むまで「イリュージョン」が絶版になったとは知りませんでした。この本はさすがに家に保存しておきたいなぁ。我が家の蔵書を確認しなくっちゃ。
Posted by えほんうるふ at 2006年09月03日 11:06
えほんうるふさん、「本に関して所有欲はない」というのは意外です。かなりの蔵書を想像していますが。本は欲しい欲しいと思っても捨てられないしかさばるので、絶版にでもならないと決心がつきにくいものでもあります。
図書館が身近にあるっていいですね。子どものころは学校の隣が市立図書館だったので毎日通っていましたが、その土地を離れてから図書館は結構遠くにあるような気がします。子どもがあるいていける距離にはないですね。今一番利用している図書館も車で30分の隣の市の図書館で、行政区分がまるで違うわたしにも親切に取り寄せて貸し出してくれるのは本当にありがたいことです。
(行くたびにあれを出してきて、これをどこかから取り寄せて、とうるさい利用者です)

えほんうるふさんの家と同様に、うちの子も家にある本が好きです。保育園でうちにある本を借りてきたときには笑いました。

『イリュージョン』わたし自身は未読です(大汗)でも、こうしてお話を伺うと、気になってしまいます。とりあえず図書館でチェックしてみようっと。
Posted by kmy at 2006年09月03日 12:04
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