2011年09月17日

『クロがいた夏』

絵本 クロがいた夏
中沢 啓治
DINO BOX ( 2011-08 )
ISBN: 9784990285043



 今日、図書館にいったら、娘が呼ぶので行ってみるとこの本を手にしていました。うちの猫もクロだし、名前も一緒なので気になりました。『はだしのゲン』の作者、中沢さんの絵本(漫画的です)なので、内容ももちろん8月6日の原爆のことだというのもすぐにわかりました。子どものころ、『はだしのゲン』は読んでしまうのですが、凄く恐ろしく、溶けてひきずった皮膚の描写とか、今でも思い出します。

 そんな流れを汲んだ『クロがいた夏』。舞台は昭和20年広島です。ある日懐いてきたクロネコと出会いますが、戦時中でえさに事欠く時代、両親の反対もあいつつ、飼い猫になる場面が続きます。出会いから別れまでを描いた作品ですが、クロとの別れの場面は思い出すだけで涙がでてきてしまいます。クロは主人公にとってかけがいのない飼い猫でした。そしてこれは作者自身の実話をもとにした作品だということで、本当にクロはいたのですね。原爆の描写とそこから生き残り、生きていく決意も感じ取れる作品です。

 クロネコはやっぱり赤い首輪が定番ですね、このクロもうちのクロも赤い首輪です。見ていてうちのクロのことを思い出しつつ、原爆が落ちた日の広島に思いを馳せました。


posted by kmy at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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