2011年06月29日

本の帯

 先日本屋に寄って眺めていたら河出書房新社の奇想コレクション『TAP』が目に留まりました。帯に表題作始め、いくつかの簡単な内容が書かれているのを見たら、なかなか面白そう。そういうわけで、ちょっと買ってみようかどうかと、中身を少し読んでみた感じでと思い、開いてみたら――あれ、中身が違う!? おかしいな、と思ってよくよく見ると、中身もカバーもフリッツ・ライバーの『跳躍者の時空』でした。猫の絵が書かれた表紙で、この猫の絵もいいなあと思ったのに、『TAP』とは何の関係もないらしい。帯だけが間違っているので、同じ棚にあるのではと思って探しましたが、『TAP』はありません。書店の人が間違えたのかもと思い、一応カウンターで聞いてみることに。

「この本の帯が間違っているんですけど、『帯』のほうの本ってありませんか?」

「帯? これは別の本の紹介じゃないんですか? これはこういうものですね」

「いえ、そうじゃなくて、帯は本とセットのはずでついていると思うんですけど……」


 なかなか話を分かってもらえず。よくよく見て店員さんも分かったみたい。で、欲しいほうの本はないのかということですが、まだ買うと決めたわけではないので
「帯の『TAP』っていう本があれば、確認してみて買うかどうか決めたいので」

 ちょっと言葉を濁しつつ探してもらいますが、やっぱりありませんでした。店員さん曰く、

「帯は取り次ぎか出版かで付けてくるものなので、帯だけなぜか違ったみたいですね」

 そんな本に出会ったのは初めてでした。帯はいったいどこで付けているのでしょう。どこかに『跳躍者の時空』の帯つき『TAP』があるかもしれません。


 いつも行く図書館では、本の帯を裏表紙に切って貼ってくれています。やっぱり帯の情報は役立っていると改めて感じる出来事でした。


posted by kmy at 20:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
河出書房新社の奇想コレクションは、こちらの図書館でも人気があります。
『TAP』、グレッグ・イーガンですね。
松尾たいこさんのイラストも、人気の一因かも。

『TAP』は読んでないはず…ですが、『跳躍者の時空』は読みました。猫好きには面白く読めると思います。

それにしても、巻く人が間違えたということなんでしょうね。
これが間違いなく巻かれていたらぱらぱらっとめくってみて「また今度かな」なんて置くこともできるけれど、期待していたものがない場合、ますます気になって見たくなりますよね!
もしかしたら、取次店か出版社の策略かも(笑)。
Posted by ヤヤー at 2011年07月03日 15:40
奇想コレクション、気になりつつまだ未読なんです。これを機に読んでみようと思います。
『TAP』が気になったのので、結局『跳躍者の時空』は見てこなかったのですが、猫のイラストがかわいいですよね。こちらも「帯」があればそそられたかも、とふと思いました。策略としたら、面白いですよね。二冊とも気になる、という感じです。巻いていた人、何冊間違えたのかな(笑)

グレッグ・イーガン、なんとなく難しそうで、敬遠していました。物理っぽいSF?のイメージです。
Posted by kmy at 2011年07月04日 16:14
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