2006年04月20日

「オメデトウゴザイマス」の罠

 先日、「オメデトウゴザイマス」というタイトルでアスキーアートでできた大きな「アタリ」の文字がまぶしいメールが届きました。内容はといえば、ホームシアターセットや現金30万円などの豪華賞品のほか、残念賞としてQUOカード500円というのがあり、どれかが当たっているのでサイトに接続して確認してみよう、というものでした。ある懸賞サイトに登録したのは確かなのです。振り分け設定をしたフォルダに入っているのでたぶん間違いないはず。じゃあ、何か当たったのかも?とサイトに繋いでみました。

 接続先サイトは見覚えがあります。以前にも「抽選結果」というメールが来ていましたがそちらは「ハズレ」でしたから、今回は当たったのかも? メールには「当選された方のみに通知しています」とあります。何が当たったかを知るためにはルーレットに挑戦しなくてはいけないそうで、まずメールアドレス、居住地、携帯アドレス、年齢、ニックネームを入力するようです。なんでニックネーム? 当選の一覧に名前が載るのかも? しかも携帯アドレスが必要なのか〜。わたしは迷惑メール対策として携帯アドレスはやたらに長くしているので、自分でも覚えてない〜。すぐには書き込めないから後回し。最後に「コミュニティサイトへエントリー」とされると書いてあります。むむ、怪しい。その「サイトについて」をクリックすると「18歳以上のコミュニティサイト。入会金等は無料で不正請求は行ないません云々」。ますますもって怪しい。しかもバナーが「パートナーを発見しよう」と書いてあります。コミュニティサイトって何? そのサイト自体へはリンクがないのです。もう一度当選のメールを確認すると、そのコミュニティサイトの名前があり、検索してみましたが、あまりにありきたりな名前でそれらしいサイトが見つかりません。ついでに過去のメールを見てみると、なんと「当選最終通知です」という件名のHTMLメールがありました。わたしは知り合い以外のHTMLメールは読まないので、飛ばしていたのですが、今の当選メールから一ヶ月もたっていません。そんなに頻繁に当たるものなのでしょうか? よく読んでみると、こちらも別の「コミュニティサイト」に登録されますとあります。
 気になりだして、その懸賞サイトの名前や、当選、登録、などいくつかのキーワードを入れて検索するとすぐに判明しました。

 懸賞当選と見せかけて出会い系に登録させる懸賞サイト

 だったのです!

 あーよかった、当選を信じなくて……いえ、最初信じたのだ! やっぱりうまい話なんてないよね、と再確認したのです。

 この懸賞サイトは懸賞目的で登録したのではなく、あるポイントサイトのDM経由でした。ポイントサイト自体は怪しくなさそうに思えました(運営はサイバーエージェント)。その懸賞サイトへ登録すると多少のポイントがもらえるらしいのでいいかも、ついでに何か当たったら嬉しい、なんていうのが罠だったのですね。結局懸賞サイトは退会しました。
 少々余談ですが、「退会」ボタンを押した直後、メールが届き、「ボーナス、アタリ」との内容。退会手続きができるメールはその1時間後に届きましたが、その前に「アタリ」で繋ぎとめる作戦? もう騙されませんけど。

 結局出会い系の会社の会員を増やすための懸賞だったということになりますが、最近はこの手の懸賞が増えているそうです。(プレゼント懸賞(こぐまねこ帝国)参照)

 身に覚えがないなら引っかからないでしょうが、この懸賞サイトは「登録している→当選メール→当たった!」と思う人も多いのでしょうね。懸賞というのは何らかの販促目的で行なっているもので、その賞品を提供することによって、企業に利益が返ってくるようなものであるはず、と思います。企業名を知ってもらう、購入してもらう、意見を吸い上げる、顧客となりうる人物のデータを集める、そうしたことへ還元されるからこそ懸賞という仕組みがあるはず、と思うのです。無料で見返りなく何かをあげます、というおいしい話なんてないんじゃないかな〜と改めて思います。年齢、性別、住所というサンプルは必ず提供してデータとして収集されているのでしょう。この懸賞に関してはデータの提供ではなく、強制登録というものでしたけど。物が欲しいからってそういうところに登録するのはどうも……(上記リンク先サイトによると、実際、高額商品は当選しないみたいです)

 元のポイントサイトから登録したサイトにはよさそうで利用しているものもあります。何がよくて何が悪いという見極めは自己責任のようですが、結構大手の運営で出ているDM、広告だからそんなに悪いものはないという錯覚を起こします。このあたりが少々気にかかるのです。
 登録すると何ポイントというのも、円換算で30円、50円で自分を提供していると思うと、そんなに「おいしい話」ではないかもしれませんね。(当のポイントサイトも結構そのあとじっくり確認しました。一応継続しているけど)

 とはいえ、懸賞は滅多に応募しません。そこの顧客になってもいいとか、今度購入する予定があるから当たったらいいな、とか、深く考えてから応募しますが――当たりません(笑) ハズレ賞品にはよく当たるのですが。今までまともに当たって嬉しかったのはドリエル提供のアンドレ・ダーハンのマグカップかな。これだけは愛用しています。


posted by kmy at 11:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
kmyさん、こんばんは。
「懸賞当選と見せかけて出会い系に登録させる懸賞サイト」なんてものが存在するのですか!
ネットに限らず私も懸賞にほとんど応募したことがないのですが、油断も隙もないですね。
油断も隙もないと言えば、ネットの海を漂っていると、時々尤もらしいことを聞いてきてボタンをクリックするか判断に困ることがあります。結局全て無視し、今のところ支障はないようですが、よくわかりません。
Posted by 二尋 at 2006年04月20日 22:52

わたしもメルアドを持った頃は面白くて懸賞サイトによく応募していました。
そしたらあっと言う間にDMと、同じようなサイトからの勧誘メールでいっぱいになってしまいました。
うんざりしたのですぐに退会し、ポイント制のものも切り捨てました。
だってそんなに買うものがな〜い。
(いえ、下着はきょう注文しましたよ。ほほほ)

でも、相変わらず出会い系からのメールは届きます。
最近じゃ件名にも名前ですもんね。
でも、女性の名前だからだまされません(笑)。
英語の名前とかね。

「当たりました!」って言われたらやっぱりすぐにクリックしちゃいますよ。
それが手なのはわかっていても、巧みに人間の心理をついてますよね。
削除削除。いけない、わたしも危うく開きそうになってる(笑)。
Posted by ヤヤー at 2006年04月20日 23:45
二尋さん
懸賞を装ってというのが結構あるそうで、わたしも驚きました。うまい話には気をつけるようにしていますが、実際に「懸賞サイト」に登録した自覚があるから余計に引っかかってしまうのかもしれません。
注意していれば大丈夫なのかもしれませんが、今までになかったことがどんどん出てきて、日々勉強が増えますね。
関係ないですが、こちらは桜が大分咲いてきたのに、天気予報が的中して雪が降ってます。

ヤヤーさん
何かに応募、参加すると必ずDMが来るので、応募も面倒ですよね。ポイントも結局たいしてたまらないものかも、と思います。
「当たりました」の心理って面白いですよね。人間って賞品そのものよりも、たぶん「当たった」という、自分が特別選ばれた優越感のようなものに弱いのではないか、と思います。(金魚すくいと一緒かな)だから、こういう商売が出てくるのだと思うと、なかなか面白がってしまいます。うまいところをついてますよね。
ヤヤーさん、そんなに買うものがない、同感です。うーん、忘れてきた「女心」を買えれば(もちろん継ぎ足しOKで)いいんですけど。
Posted by kmy at 2006年04月21日 10:55
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。