2010年09月03日

ぶたぶたのアップルパイ

 今朝、テレビで「北海道物産展で売っているおいしいケーキ」という特集を放送していました。特に熱心に見ていたわけではないのですが、試食している出演者がアップルパイを食べていたときに「何で『ぶたぶたのアップルパイ』なんですかね?」「童話に出てくるそうですよ」というような会話が聞こえたので、思わず画面を凝視してしまいました。商品名は「ぶたぶたのアップルパイ」とあり、新宿伊勢丹の物産展で販売しているようです。「ぶたぶたのアップルパイ」って、あの本のアップルパイのことでは?と凄く気になって調べたところ、やっぱりあの「アップルパイ」でした。

ぶたぶたと秘密のアップルパイ
矢崎 存美
光文社 ( 2007-12-06 )
ISBN: 9784334743499
おすすめ度:アマゾンおすすめ度



 今年に入ってから『異形コレクション』の中でぶたぶたさんを知ったのですが、もともとシリーズであるということで読み始めた作品です。食べ物が出てくる話が好きなので迷わず『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』を購入。ぶたぶたさん(本名山崎ぶたぶた)との出会いを通じて語られる人物たちの物語というのがこのシリーズの基本です。ぶたぶたさんはあくまで聞き手であって、ぶたぶたさんによって気持ちの整理をつける人々の日常を書いている物語。ぶたぶたさんは料理もうまくて、このアップルパイも凄くおいしそうなのです。シャキッとしたりんごが入っていて、パイの部分はほろほろで、カスタードがさらさらして溶け出してくる、そういうパイだそう。
 そんな物語に出てくるパイを実際にイメージして作っているとは知りませんでした。作者の矢崎存美さんのブログ矢崎電脳海牛ブログ(矢崎存美のぶたぶた日記)によると、シナモンが入っていないそう(作者が苦手)。わたしもシナモンが苦手(ニッキも苦手なので八橋が苦手)ですが、アップルパイは食べたいので、凄く好みの気がします。とはいえ、新宿伊勢丹にいけるほど近くに住んではいないので、想像だけで楽しんでいますが。

 物語に出てくる食べ物は描写が凄くおいしそうですが、想像だけに留めたほうがいい場合もあるというのは米原万里さんの『旅行者の朝食』に書かれています。でも、このアップルパイはおいしそうだな、シナモン入っていないっていいな、と思うのでした。それにしても、テレビの「童話に出てくる」は微妙に違うのでは? 原作にも触れて下さいとちょっとその番組を見ながら思ったのでした。
posted by kmy at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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