2006年04月11日

『ながぐつをはいたねこ』

 翻訳が「斉藤洋」さんなのですが、知らずに買いました。スタシス・エイドリゲビシウスの描くながぐつの絵に惹かれて。

4593502780ペロー童話 ながぐつをはいたねこ (ほるぷ海外秀作絵本)
Stasys Eidrigevicius Kurt Baumann 斉藤 洋
ほるぷ出版 1991-11

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 ダークな中に浮かび上がる赤いながぐつの絵が印象的で、原画展を見に行ったときに「この本は見てみたい!」と思って書店で注文しました。「入荷しました」と電話がかかってきたので行ってみると――確かに『ながぐつをはいたねこ』なのですが、『ガルドンのながぐつをはいたねこ』が届いていました。タイトルも似ていて出版者も同じ。だ、か、ら、注文するときにはっきり言ったのに!

スタシス・エイドリゲビシウスのながぐつをはいたねこという絵本」

 と、間違えないように念を押したつもりだったのに。まあ、わたしがものを買うときにはよくある出来事ではあります。これは昔からですね。再度注文をお願いしたところ、数日後に電話がかかってきました。「版元品切れです」がっかり。

 当時住んでいたH市の図書館にもなく、ということでこの絵本はわたしの中では幻の絵本となっていました。
 3年ほど経ってから、あるハリー・ポッター関連本についてサイトでレビューを載せてもらえないかと本を出版元から頂いたのです。どういう本を出しているところなのかと版元を調べてみたら、他出版社の児童書や絵本の販売も行なっていて、入荷した日ごとに細かく載っています。面白くて辿っていたら、わたしの欲しかった「ながぐつをはいたねこ」が出てきました。最近再販になったそうです。わー、知らなかった。もう絶対に買えないと思っていたのに。
 問題はどこで注文するか、ということになります。普通の書店で頼むと『ガルドンのながぐつをはいたねこ』が来るかもしれないので、いつも子どもの絵本を頼んでいる児童書・絵本の専門店メルヘンハウスに頼みました。ここに頼むと間違いがなくて安心。
 さて、内容はよく知られたお話ですが、とにかくこの絵が印象的なのです。ダークな色彩の中で赤が浮き出るように光った感じで塗られています。話を読むというよりも、一枚一枚絵を楽しむという絵本。
 購入当時はとにかく絵が重要だったので、後になって翻訳が斉藤洋さんだったと気がつきました。あとがきを書かれていますが、これがなかなか面白い。ねこは粉屋に飼われていたのに、粉屋を領主にせずなぜすえむすこにしたのかについて斉藤さんは考えています。こういう文を読むと学者っぽいところが伺われます。
 
 調べてみたら、NHKのせかいのえほんで放映されたことがあるらしいです。今頃気がついても遅い、かも。
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posted by kmy at 11:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 斉藤洋 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おぉ!
わたしもこの絵は大好きです〜♪
それに、こないだ読んだジョーンズの新刊がやっぱり『長ぐつをはいた猫』がスパイスとして効いてるので、kmyさんの記事とはどうも関連性があるなあ、と勝手に嬉しくなってました。
それにしても出版社からレヴューを頼まれるkmyさんってすごい。
あとでサイトに確認しに行かなくちゃと思ってます。
Posted by ヤヤー at 2006年04月12日 14:40
ヤヤーさん、昨日コメント入れたはずなのに、また送信されていなかった……確認しないとダメですね。(いつもお手数かけます)

出版社のレビューといっても、ハリー・ポッターブームということが一番だったのではないか、と思います。うーん、大したレビューではないです。本も途中までのあらすじと解説という感じでした。

ジョーンズさんの新刊もマーヒーも図書館では貸し出し中のようで残念でした。長靴をはいた猫が関係あるというのはなんだかおもしろそう。マザーグースも効いているんですよね。そういうお話ってすきなのです。

あ、ひとつ追記ですが、ヤヤーさんのところで頂いたコメントでわたしについて訂正があります。転勤族ではないんです。むしろ今の場所で落ち着く予定なのですが。単にわたしが適当なのでいろいろとないんです(大汗)見習わなくっちゃ、といつも思っています。
Posted by kmy at 2006年04月14日 16:42
先日、図書館でこの本が入荷してあって、一も二もなく借りて来て堪能しました。わたしはどうも絵本は「絵」優先でみてしまう癖があるようで、文章は斜め読みしてたことに気づき、しっかり味わいました。
やっぱり欲しいな〜。
図書館では古書を買うということはあり得ないので、もちろん新刊でしたが、アマゾンではユーズドのみ。
さてどうしよう、というところです。

童話という解釈をしてないせいなのか、子ども子どもした色使いでないところがとてもすきです。
やっぱり、カートに入れてしまいそうです(笑)。
Posted by ヤヤー at 2007年06月10日 15:29
ヤヤーさん
スタシスの絵は味がありますよね。じっと見つめられると怖いけど目を逸らさせない、そんな感じ。
文章が意外ときっちりしていて、子供向けの味付けもなく、斉藤氏の解説もなかなか面白く、いい作品だと思います。
既に品切れになってしまったのですね。なんだか残念。アマゾンのユーズドを見ていると、かなり高い値をつける業者がいるので、安いのが出ているうちに買ったほうがいいかな、なんていう本が結構あったりします。
スタシスの「クレセントムーン」をもう一度読みたいのですが、定価で買えるうちに買えばよかった!ちょっと手がでない価格がついています! さすがに買えません……。
Posted by kmy at 2007年06月10日 16:10
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