2010年03月12日

読書感想文

 娘が夏休みの県の読書感想文コンクールで金賞を受賞しました。金賞入選者は冊子に掲載されるということで楽しみにしていました。年度末に出来上がり、我が家にも1冊いただけることになりました。

 校長先生はもともと国語の先生だそうで、校内俳句大会を行うなど国語教育に力を入れています。そんなこともあって、感想文が入選したことをとても喜んでくださいました。「郡で金賞はひとりだから」ということが誇らしいようで、こちらもうれしかったです。

 肝心の内容はということで、賞状をもらってきた秋のある日に「どういうこと書いたの?」と聞くと「全然覚えてない」という娘。照れがあるのか、本当に忘れてしまったのか……どうも後者のようでしたが。

 先日、届いた感想文集を読みました。課題図書ももちろんあったようですが、娘は自由な本の部門で入選していました。その本が『ちいさなちいさな王さま』(アクセル・ハッケ作 ミヒャエル・ゾーヴァ絵 那須田淳・木本栄/共訳 講談社)だったのが奇遇といえば奇遇です。この本はわたしにとっては大事な本で大好きな本で、特別な感じがする本。この本で感想文を書くというのが、嬉しいというか、不思議というか。連作短編のような感じになっているし、盛り上がりがある感じでもないこの本にどんな感想を書いたのか気になってはいました。

 タイトルは「そうぞうする事」とあり、想像で主人公「ぼく」は小さくなり、そして「ぼく」の行うことを自分もしてみたいとし、連作のいくつかの内容を挙げて、自分もこんな風に楽しみたい、こんなことをしたいと述べ、王さまや「ぼく」は想像するのが上手で、自分も上手になりたい、想像することで毎日を楽しく過ごしたいと終わっています。なるほどね、と思いつつ、そういう風に読んだと思うとやっぱり不思議な感じです。よく大人向けといわれる本ではありますが、大人になる前に読むのもいいものかもしれませんね。気に入ったかどうかについては分かりませんが、こうして感想文になった本がずっと心に残るといいなあと思います。

 わたし自身は感想文が苦手で嫌いだったので、こういう賞状をもたったことがありません。ちょっと羨ましいです。いいなあ、今こういう賞状ってもらうことないから。なんだかそういうのって心に残るものですよね。あのときがんばった自分というよい記憶として残るものです。そういうものって、忘れないし大切だな、とふと思い出しました。


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Axel Hacke

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posted by kmy at 22:11| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金賞受賞、おめでとうございます!
kmyさんにとって大事な本、大好きな本を、娘さんが読んで何かを感じて文章にした、ということだけでもとても素敵なことだと思います。
それが周りからも評価されるような内容では、喜びもひとしおですね。
私も昔は感想文とか作文とか大嫌いで、原稿用紙を前に途方に暮れていたので、文章が書ける子ども、というだけですごい力のように感じます。
これを機に、文章を書くことも本を読むことも、ますます好きになると良いですね。
Posted by 二尋 at 2010年03月14日 21:58
二尋さん
ありがとうございます♪
わたしよりも文章を書くのがすきなのだと思います。そういうところは伸ばしていってほしいと思います。
わたしは作文は嫌いではなかったのですが、感想文はとても苦手でした。学校の宿題も出した覚えがありません。今思うとダメだなあと。
それにしても、自分の好きな本でというのが嬉しいものでした。ちいさな王さまのおかげ?かも。
Posted by kmy at 2010年03月15日 20:15
金賞受賞おめでとうございます。
私は勉強できないけど、作文だけは得意というか好きだったんですが、いまだに文章力は子どものままみたいです。
kmyさんが苦手意識を持っていたなんて驚きです。あんなに無駄がなくてまとまった文章を書かれるのに・・・自分に厳しくある意味完璧主義だから文章もきちんとしちゃうのでしょうか。

自分の好きな本を他の人に評価されると嬉しいですよね。ましてわが子なら尚更。将来お嬢さんと本について語り合えたらいいですね。
Posted by ぴぐもん at 2010年03月15日 22:45
ぴぐもんさん
感想文というのはなんとなく苦手でした。ついでに高校のころはあまり小説も読まなかったので、受験のときは小説問題はちょっと苦手でした。
自分で書く文章というのは、何かこういう書き方ではなくて、という感じがしています。もう少し違う感じで綴りたいのに、と思うことがよくあって、まとまっているような気がしないのですが。

別世界ファンタジー(最近の作家もの)が好きな娘と、最近はホラーっぽいようなミステリっぽいような話ばかり読んでいるわたしとはなかなか本の共通点がなく、読書感想文だけが意外に一致した感じです。もっと趣味が合えば嬉しいのですが、これは難しいですね。(逆に娘の読む本はなんとなく手が伸びません)
Posted by kmy at 2010年03月16日 20:47
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