2009年06月16日

『1Q84』読み終わり。



 凄く売れているという話題の『1Q84』上下巻。流行っていても流行っていなくても、やっぱり村上さんの長編ということで買ってしまいました。毎日少しずつ読んでいましたが、終わってしまいました。


 村上さんの本は、だいたいがそうであるように、謎ときのような雰囲気がありつつも、これはこういうことだとはっきり答えを示さない。流れ流れで分かることがありつつも、わからないこともたくさん出てくる。そして、その後どうなるんだろう?という感じで終わったりする。物語を読みつつ、自分自身の記憶や想いなどに深く入り込んでいる気がする。そうした感覚がいつまで続くのかはわからないけども。
 30代というのが、20代までという本当に若いといえるときと、その先に続く年代への中間地点だから、小説もその地点が多いからなのか、これまでの生きていたときどきを振り返りつつ、整理しつつ、その先へという気持ちをまとめてくれる気がします。

 それにしても、独特の比喩表現、惹かれます。「真夜中の悪魔のように熱くて濃いコーヒー」(上巻P153)はわたしも飲みたいなあ。そうでなくても。ちょっとした部分の描写にぐっと来ます。そして、主人公天吾のお父さんが口にした言葉が印象に残っています。そうなんだ、その通りだと感じています。

 いろいろ思い出しつつ、想いつつ、考えつつ、そしてストーリーを楽しみ、言葉を楽しみ、そんな小説でした。





posted by kmy at 20:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 村上春樹 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰してます。
そうてすか読み終わりましたか!
カフカからもう何年たったっけ?待ちに待った新刊ですが期待が大き過ぎてまだ読めないでいます。
ああでもKmyさんの感想読ませていただいたら何やら気持ちがはやります!やはり楽しみです!どきどき。
Posted by めぐりん at 2009年06月20日 21:11
めぐりんさん
お勤めの図書館でも予約殺到のようですよね。
凄いなあ。なんだか記事に乗せられて(?)発売日に買ってしまいました。
期待が大きすぎるとその反動がきますよね。
読み終わったら別の村上作品が読みたくなったので、読み直しています。
『カフカ』も全然再読していないから、読み直したいなあと思うこのごろ。
20代が遠くなったせいか、読んでいてそのころを思い出しつつ、自分がすれ違ってきたいろいろな人を思い出しつつ、読んでしまう気がします。
やっぱりちょっとした表現がなんだかいいなあと思うのは村上さんならではなのかなと感じます。
めぐりんさんのブログもいつも読ませていただいています♪
Posted by kmy at 2009年06月20日 22:00
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