2005年12月23日

サンタクロースとプレゼント

 クリスマスといえばサンタクロース。サンタクロースといえばプレゼント。クリスマスに欠かせないのはこのふたつ。
 クリスマスシーズンになると話題になるのは「サンタクロースはいるのか? いないのか?」という疑問。サンタクロースというものを捉えるのは難しく、そしてこの疑問は難問中の難問として毎年子どもから大人まで幅広い世代を悩ませていると思うのです。
 かくいうわたしも、サンタクロースの問題にはうーん、と唸ってしまいます。町でみかけたり、家にプレゼントを持って来てくれる数々のサンタクロース、演じているごくふつうの人々。サンタクロースをしていないときは別の人格(例えばお父さんとか、保育園の先生とか)を持っています。サンタクロースをしていないときの姿があると、そのサンタクロースは「にせもの」になってしまいます。では本物のサンタクロースって何なのでしょうか? そしてサンタクロースの存在を信じることってどういうことなのでしょうか?

 サンタクロースは「誰」なのかと思うから問題になってしまうのかもしれません。サンタクロースというのは存在であり非存在の人物だと思うのです。サンタクロースという仕事は現実の仕事ではありません。サンタクロースという人格だけを持った人は現実にはいません。だから、サンタクロースとはクリスマスにプレゼントを配るという属性のある人物のことなのだと思うのです。つまり、クリスマスにプレゼントを配るということを現実的に行なうのは個々の人間です。だからと言って何かくれれば即本物のサンタクロースというわけでもないと思います。もう少し特別な存在。
 サンタクロースというのは具体的にどこかに住んでいる「誰か」ではなくて、身近に思う「プレゼントの気持ち」をイメージ化したものだと思うのです。「プレゼントの気持ち」というのは、感謝とか愛情とか願いとかいろいろな思いを込めて贈りたい相手には誰でもプレゼントを渡せる日。誰からプレゼントをもらってもいい日。クリスマスという日は誰にとっても特別。自分の気持ちをプレゼントに託して渡すことができる日なのです。そのプレゼントをあげるという普遍的なイメージの結晶がサンタクロースなのかもと思ったわけです。
 その「プレゼントの気持ち」があればその人は本物のサンタクロースだと言ってもいいのではないかと思います。サンタクロースはこの世のどこかに特別いる誰かじゃなくて、どこにでもいる身近な誰でもなれるものだと思うのです。サンタさんの中身はお父さんだった。だから「にせもの」なんていうのは何か違うような気がして。お父さんもサンタさんを任されることがあるんだよ、って気がしちゃいます。
 でも、子どもたちにとってはサンタさんは身近で遠い世界の存在。だからサンタクロースはお父さんとは別の誰かであって欲しいと思うのかもしれません。でもサンタクロースに本物とにせものがあると言うのは何だか寂しい。お父さんサンタが「にせもの」というのはもっと寂しい。だってだましているみたいじゃない? 本物は違うけど、お父さんがにせものサンタになっていたんだよ、って。実はお父さんが本物のサンタだったんだよ、というほうがいいと思いません?
 「プレゼントの気持ち」を持って贈り物をすること、そしてそういう気持ちが確かにあると感じるとき、サンタクロースの存在を感じるのです。贈られて嬉しい気持ち、贈って嬉しい気持ち、そしてその気持ちが伝わったときに。あ、今サンタクロースが来ているからこういう気持ちになったんだ、と。


 ――サンタクロースについて考え出すと、どんどん雪の中に埋まってしまうような気がしてます。やっぱり、難問ですが、サンタクロースはきっといます。

※サンタクロースやクリスマスについての参考サイト
クリスマスの起源と伝統


posted by kmy at 19:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世界中のサンタさんが、本当は全部ウソだった、なんてあり得ないですもんね。
うーん、うーん。(考えている音)

我が家には今年はサンタさんは来てくださらない予定ですが、その存在は、そういえばすでにびしびしと、感じていたのかも。
いろいろ感謝の気持ちもイッパイの、クリスマスですね。
Posted by あり at 2005年12月23日 23:25
kmyさん、こんにちは。
kmyさんのおっしゃる事、すごくよくわかります。私の考えているサンタクロース像とそっくりです。
私もサンタクロースはいるかと問われればきっぱり「いる」と答えてきました。
嘘をついているつもりは全くありません。
kmyさんのおっしゃる『その「プレゼントの気持ち」があればその人は本物のサンタクロースだと言ってもいいのではないか』と考えているからです。
赤い服を着てトナカイの引く橇に乗り、煙突から入ってくるサンタクロースは存在するかどうかはわかりませんが、誰かの喜ぶ顔を見て幸せを感じる「サンタクロース」は世界中のいそこここにいると思っています。
良いクリスマスをお過ごしください。
Posted by 二尋 at 2005年12月24日 13:49
ありさん、メリークリスマス♪
サンタさんの正体を突き止めたいという気持ち、それもよーくわかります。でも、やっぱり違う、いないという結論になっちゃうと、それはそれで違う気がして。
サンタクロースは来年までお子さんを温かく見守ってくれているでしょうね、きっと。
クリスマスというのは誰でも楽しくなれる、そういう日ですね。
楽しいクリスマスをお過ごしください。

二尋さん、ありがとうございます。
サンタクロースはそこかしこにいるんです。
大人になるにつれて、目に見える現実の割合が大きくなりますが、だからといってこうした存在を全て否定していくことがいい大人ではないんですよね。
書きながら唸っていました。やっぱり難問だって。
本の中の人物は現実にはいないかもしれませんが、わたしのなかにはある存在として確かにいるというのを感じるのと同じような気がします。
(だから、映画とは違うなんて思うわけです(笑))

素敵なクリスマスをお過ごしください。

こちらは今日もどさどさ雪が降り、本当にホワイトクリスマス&雪かきクリスマスです。
Posted by kmy at 2005年12月24日 20:14
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