2008年09月10日

『ことば観察にゅうもん』

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『ことば観察にゅうもん』 月刊たくさんのふしぎ 2008年4月号
米川明彦・文 祖父江慎・絵

 絵がかわいいと思ったら、文も面白い! 日本語で同じことを表現するのに、言い回しがいくつもあるということがまず分かります。たとえば、PM0:00のことを表現するのに、12時、正午、お昼……と例があり、自分のことを何と言うか(一人称)ということで35種類も上げています。そういえば、使ったり見たりしたことがあるものばかり。いろいろあるんです。

今と昔で言い方が違うもの(マフラー/えりまき、ヘアスタイル/くびかざりetc)や、外来語、漢語、和語で同じ状況を表現すると。というのが面白いです。
 使い分け、流行り言葉、古い言葉などを改めて分類し、よく見ていくと、言葉って面白い!と感じます。同じ状況でもいろいろな言い方を自分で意識せずに使い分けているのだということを感じるものです。赤を基調とした絵がまたいい味だしていますが、祖父江慎氏はブックデザイナーだそう。『伝染るんです。』(吉田戦車)の装丁をした方なのだとは、初めて知りました。その他、講談社のミステリーランドの装丁もされているそうです。あのシリーズはかなり素敵です。箱といい、丸みのある本の形といい。この本の絵も魅力です。
posted by kmy at 19:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 児童書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この本、楽しいですよね。
夏に図書館で借りて息子が布団で
ニヤニヤしながら読んでました(笑

「伝染るんです」好きだったので装丁していたと知って嬉しいです。
納得というか・・・
Posted by 香香 at 2008年09月10日 21:31
祖父江さんは装丁家だと思っていましたが、絵も描かれるんですね。
かわいい!

今と昔で言い方が違うもの・・・
レインコートを見ると反射的に「かっぱ」と言ってしまいます。
気をつけても直らないんです。
口にだしてから「しまった!」といつもあせります。
60代の母は、カチューシャのことをミッチーバンドといってました。
美智子様ご成婚当時にはやったみたいですね。
言葉って時代も表していたり、おもしろいですね〜

Posted by koba at 2008年09月11日 11:45
香香さん
普段意識していないで使っている「言葉」ですが、こうやって分類したりして「観察」すると、面白いものです。
文章の中で漢語、外来語の使用がうまくかみ合っていないといまひとつな文章になるわけだと思いました。
挿絵がいい味ですよね。このお父さんの絵が結構好きです。


kobaさん
装丁家というお仕事をあまり知らなかったのですが、本自体の雰囲気が素敵というものがいろいろあり、そういうお仕事をされている方の挿絵というのも興味が沸きました。

当時使っていた言葉というのは、意外と染み付いていて、それで世代を感じたりします。
きっと今の10代からすると、かなり古臭い言い回しを今でも違和感なくつかったいるのかも?!と改めて思ったりします。
言葉の鮮度はすぐ落ちると思いました。
この本で、今は「パンツ」昔「ズボン」に時代を感じました。まだ「ズボン」世代かも。
Posted by kmy at 2008年09月12日 13:22
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