2008年08月12日

『おばけのコックさん』

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『おばけのコックさん』西平あかね作 福音館書店
こどものとも年中向き 2008年8月号

 おばけ家族シリーズの新作。楽しみにしていました。今回は前々作『おばけのおつかい』でチラッと登場したおばけのレストラン「おばけてい」のお話です。
 表紙を見て、息子が、

「これ、さくぴーとたろぽうじゃないみたい」

 と、気にしています。確かに顔が違うかも。勝手なイメージで、むらさき色のおばけにおばけの子さくぴーとたろぽうが料理を習うのかも、などと思っていましたが、まったく違いました。


 さくぴーたち、おばけ家族は今回お客さんとして登場です。料理をつくるのはむらさき色のけむりおばけ、通称おやかたと見習いコックのぺーたろとぽいぞうです。相変わらず名前がかわいい。「ぱ行」の音がいい感じです。
 『おばけのおつかい』では家庭料理が登場しましたが、今回は本格的(?)おばけ料理のようです。作り方もでてきます。この絵本の見所は、なんと言っても材料・料理のネーミング! 本当にかわいく、面白く、人間界とは違った食べ物が満載です。特に材料で気に入ったのは「ぼうトマト」。細長い箱に並べられた長い棒状のトマトがおいしそうな、まずそうな、その微妙な感じがとても気に入っています。大きなメロンの「でっかメロン」もなるほどのネーミング。数字の「2」の形をしたきゅうり「きゅーに」や、大きなおたまじゃくし「おおだまじゃくし」、一見えだまめ、たぶん実は硬くて甘い?「えだあめ」など、楽しい材料が市場に満載です。(材料の名前は反転するとわかります)この市場を歩いてみたくなります。
 材料を楽しんだ後は、おばけ料理の名前がまたお楽しみです。おばけ家族はお祝いで「おばけてい」にやってきたのですが、ケーキにかかっている「ほこりクリーム」や「すなざとう」も楽しい。お店に貼ってあるメニューが我が家の子どもたちに大うけ。デザートにあるおしるこならぬ「おしりこ」、どんな味なのか気になるのでした。もしおばけていに行けたら、デザートはこれに決まりですね(笑)

 
 息子はこのシリーズが大好きで、家にあっても保育園でも熟読(熟見?)しているようです。それで、保育園にある3作目こどものともの「おばけのたんけん」が家にあるのと違うというのです。持って行って自宅の本と比べてみたところ、あるページのおばけの顔の表情が違っていました。保育園の本は「見本」というシールが貼ってありましたので、配布されたものは、ほとんど同じ絵なのですが、発売に際して差し替えられることもあるのだな、というのを知って得した気分になりました。それにしても、子どもって、こういうところをよくみていますね。案外気がつかないでいるのは、実はよく見ていないんだな、とちょっと反省。
おばけ家族シリーズは2作目がハードカバーになりました。
4834023672おばけのおつかい―さくぴーと たろぽうのおはなし (こどものとも絵本)
西平あかね
福音館書店 2008-07-03

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posted by kmy at 20:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
おばけ家族シリーズ、「こどものとも」ではもう4作目なんですね!子供たちに愛されてる証拠ですね〜。おもしろくて、私も大ファンです。
「おばけてい」のメニュー、お子さんたちに大うけなのわかります。おしるこならぬ****、とっても気になります(笑)
すみずみまで楽しめるという点では、かこさとしさんの絵本も子供の頃大好きでした。
ユーモラスな絵本は、いつの時代も人気ですね!

Posted by koba at 2008年08月13日 14:02
kobaさん、はじめまして♪
おばけ家族シリーズ、我が家と家族構成が一緒で、おねえちゃんと弟のちょっとしたけんかとかがよく似ていて笑えます。
今後もまだまだ続いてほしいシリーズです。
デザート、笑えますよね。
桃っぽい絵が描いてありましたが、謎です。
月刊誌で買うと、作者の作品に対するコメントもふろくの小冊子で読めるのがいいなあと思います。
かこさとしさんのシリーズ、わたしも好きでした。やはり「からすのパンやさん」のパンが今でも気になります。
コメントありがとうございました!
同じ絵本を楽しんでいらっしゃる方に出会えるのは嬉しいこですね。
Posted by kmy at 2008年08月14日 12:29
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