2015年06月18日

ミセス・ノリスに薬を作ってもらう

ロシア語検索で使っているオンライン辞書"Glosbe"。和露辞典を持っていないので、こちらを参考に辞書引き直しては文を作っています。今日、薬について調べたのですが、この"Glosbe"に気になる例文が。
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ミセス・ノリスに 薬を作ってもらいましょう
Насколько я знаю, у мадам Спраут имеются молодые поросли мандагор

「薬」で検索した結果
https://ja.glosbe.com/ja/ru/
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ミセス・ノリス、久々に見ました、文字列で。この間、「秘密の部屋」の映画やってましたね。薬にミセス・ノリス、「ハリー・ポッター」では?と。それにしてはおかしいところがあります。日本語の文としてはおかしくないけれども、内容はおかしいのです。ミセス・ノリスは猫だから、薬を作れるはずがありません。この場面は石化した猫のミセス・ノリスについて薬で治るとか言っていたはず。何年ぶりかに出してきた「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で確認。
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「スプラウト先生が、最近やっとマンドレイクを手に入れられてな。十分に成長したら、すぐにもミセス・ノリスを蘇生させる薬を作らせましょうぞ」(日本語ハードカバー版P216)

Madam Sprout recently managed to procure some Mandrakes. As soon as they have reached their full size, I will have a potion made which will revive Mrs. Norris. (イギリスペーパーバック版 P158)
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ミセス・ノリスはやっぱり薬を作りません。肝心のロシア語もおかしいです。文法的に正しいのかどうかは、きちんとは
わかりませんが、"Насколько я знаю,"は「わたしの知っている限りでは」、"у мадам Спраут имеются молодые поросли мандагор"は「マダムスプラウト (мадам Спраут)のところで、мандагор(マンドレイクはмандрагора)の若芽(молодые поросли)が所有されている(имеются)」 となり、マンドレイクの綴りが違っているようなのも気になりますが、ミセス・ノリスがどこにも出てきません! スプラウト先生がマンドレイクを持っているという内容のロシア語です。文が対応していないのに気付きました。このサイトの例文は実際に存在しているものが登録されてできていると思っていたのですが、どうもこのミセス・ノリスの文はおかしいです。丸写ししてはいけませんね。でも、この訳がどこから出てきたのか気になります。

ついでにGoogle翻訳にかけてみた結果。

英語 → 日本語
マダムスプラウトは最近、いくつかの恋なすびを調達することができました。とすぐに彼らはフルサイズに達しているように、私は夫人ノリスを復活します作られた薬を持っています。

がんばってくれていますが、「とすぐに」以降は日本語だけでは意味不明。マンドレイクの日本語訳が「恋なすび」だとは初めて知りました。Google翻訳にちょっと驚き。恋なすびは聖書に出てくるようです。聖書は読み通せなかったな。

ついでに...。
久々に出したハリー・ポッターの2巻。裏表紙に書いてある英文。
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Little does he know that this year will be just as eventful as the last...

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この"little does"に引っかかりました。"he know"になっているから"does"は強調のはずで、"little"は「少しも...でない」。だから、「この年も前年同様に波乱に満ちた年になるとは、ハリーは知る由もなかった」という感じでしょうか? (原文現在形ですが、日本語だと過去形の方がわたしはしっくりくる) 久々に見たミセス・ノリスから、ぱらぱらハリーをめくった今日の午後でした。



posted by kmy at 19:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする