2015年06月04日

読了!!!

5/31(日)「カタツムリの法則("Закои Улитки")」、読了しました! この本を読むにはロシア語を勉強しなくてはいけないと思い込み、教本、テレビ、ラジオで独学すること数年。読めるレベル目指してとりあえず原書とCDを買ったのが2012年の晩夏。ようやくです。ささやかな目標が達成したことと、続きがどうなってどう完結するかを読み終えることができ、ひとりでじんわり感慨深い気持ちになりました。

最初の邦訳版「ペンギンの憂鬱」は謎めいた雰囲気の中進む物語で、それぞれが孤独であり、孤独同士が一緒に暮らしている感じ。主人公ヴィクトルが書く追悼記事や死の報せ。様々なことが散らばったままラストを迎えて、ヴィクトル、ペンギンのミーシャ、一緒に暮らすことになったソーニャとニーナ、それぞれどんな続きが待っているのか、本当に気になっていました。読むためにロシア語とその時は思ったものですが、英語版があることを知ったのはロシア語学習を始めてから。「欧米各国で絶大な賞賛」と邦訳版の帯に書いてあるのだから、英独版があって然るべきと考えれば英語版を買っていたかもしれません。結果的に原書であるロシア語で本を読んだということは、よかったなとしみじみ思います。幼児のソーニャとの会話はわかりやすく、生き生きとした感じでした。舞台は旧ソ連の国々であり、時代は現代。実在の通りや店などをロシア語で読むことができ、馴染みの事物がロシア語表記で書かれているのがまた面白かったです。車のメルセデスやレクサス、スポーツのアディダス、マクドナルドにハッピーセットも出てきました。ウクライナや旧ソ連の国について検索して写真をみたり、旧ソ連圏固有のものを調べたりするのも面白かったです。傷口に塗る日本で言えば赤チンのような薬(だとわたしは思っていますが)緑の薬があったり、「ルスランとリュドミラ」(タイトルしか知らなかった)や鶏の足の上に建った小屋のようという描写(子どもの頃愛読していたロシア民話の有名な小屋)、チェチェンのことやダゲスタンというロシア連邦内の共和国が出てきたりと、ウクライナ〜ロシアの様々なことが描かれています。初めて知ったことも多く、興味も湧きました。
色々な描写ももちろんですが、やはり前作で散らばったそれぞれの登場人物のその後も面白かったからこそ、読み終えることができたと思います。この続編だけでも伏線が散りばめられ、これがこういう意味を持って続くという物語の流れに引き込まれました。

再読はCDを聞きながらやろうと思います。膨大な単語をメモしてあるので、今度は辞書なしで読める予定です。

それにしても最後の方は辞書引きながら「この単語はもう何十回も引いている」と感じる単語多数でした。確かに以前引いた覚えがあり、辞書の見開きどの辺りにかいてあるのかは思い出すのに、意味だけはおもいだ出せないという自分の記憶のメカニズムに苛立ちを何度も感じました。単語の音と意味はとりあえず別々に記憶されるようです。これも興味深いです。

posted by kmy at 21:33| Comment(4) | TrackBack(0) | ロシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする